EVOC秋期合同企画 讃岐うどん食い倒れツーリング08

開催日  2008.11.2〜3

宿泊先   塩入温泉 ふれあいロッジ

参加者   近畿支部  ryo支部長(大阪)
               akidjさん(滋賀)
               うに囲さん(京都)
               katuさん(兵庫)
               たつぼ〜さん(兵庫)

       中国支部  たかし支部長(山口)
      (11/3参加)  松本さん
               ごうしさん

       四国支部  珍念



<プロローグ>

とうとうこの日が来てしまいました。
名だたる強者が揃う近畿支部との話の中で、「讃岐うどんを食い倒したい!」という依頼を軽く引き受けてしまった。
後々後悔しても後の祭り。キャンセルしようモンなら、どんな仕打ちが待っているか判らない。
時間はあるので、さてどうしたもんかと無い頭を捻ってみた。

先ず宿泊先を探さねばならない。が、団体で安く泊まれる施設というものが香川というところは少ないのね。
キャンプ場のキャビンやロッジもあるにはあるのだが、結構なお値段だし、寝具付きというのがほとんど無い。
11月ともなれば朝晩冷えることもあるので、空調完備といっても寝袋持参は荷物も増える。
遠路朝早くから来られるであろうに、風呂ぐらいゆったり入って貰いたいし、風邪など引かれたら申し訳ない。

で、キャンプ場やロッジ、キャビン、バンガローといった類の施設へ実際見に行き、候補を2〜3絞ってルートを考えました。
しかし結局、要素をクリアした塩入温泉のロッジにあっさり決定。お値段もそこそこだし、ルートを考えればベストではないかと。

さて、主目的のうどんですが、これも悩みの種です。普段毎日のように食べているとは言え、大体がお決まりの店。
行列のできる有名店などここ数十年来行ってません。香川にうどん屋は7〜8百店舗あると言われておりますが、
私が食べたことがあるのはせいぜい二桁。狭い範囲でウロウロするのももったいない。
集合地を東讃にして、ある程度移動しながら回ることにし、ルート沿いのうどんを実際に食べて回ることにした。
私の舌が確かならば、ある程度のレベルの、また特徴的なうどんを選択できたと思ってます。
あくまで個人的な趣味で選ばせて頂いたので、ダメ出しは受け付けません。あしからず。

当初、軒数は初日2〜3軒、二日目3〜4軒と思っていたのですが、あれもこれもと考えるうちに何故か12軒も
ルートに組み入れてしまってました。
全部行けるわけないじゃん、と思っていたのですが、結果はレポで。


さあ、準備は万端(?)、はじまりはじまり。



<一日目>


お天気は薄曇りですが、太陽も覗いて暖かめ。
集合は「道の駅 津田の松原」。名の通り松林が拡がる景勝地です。
遅刻しては大変と早めに出たので、11時前には到着。ここにもうどん屋があるのですが、あとあとのことを考えて
我慢する。
この辺りのR11号は狭いし、道の駅も小さめ。でも連休中だからか県外ナンバーの車、バイクが結構いました。
ryoさんからメールで順調に向かっていると連絡があったので、ドキドキしながら待つ。
11時半ピッタリにやって来ました。


近畿勢5台の到着です。


ryoさん、うに囲さんは京橋でお会いしましたが、akidjさんは昨年のびわ湖以来ちょうど一年ぶり。
katuさん、たつぼ〜さんは初めましてです。皆さんよろしくお願いいたします。

しかし、この6台、同じエミリとは思えないくらい変貌を遂げてます。タンクを見れば同じと判るかな?
たつぼ〜さんはマフラー左右二本出しになってるし、katuさんはバックステップ化してるし、akiさん、
うに囲さんに至っては何が何だか解らなくなってるし。
ryoさんだけはヘビ柄シートはお馴染みですが、ノーマル回帰の方向かな。

さて、わざわざ海を渡ってやってこられただけに、皆さん意気込みは相当なもんです。
ここでうどん玉を目の前にぶら下げれば、お堀の鯉の如く重なり合って食い付きそうです。
そう思って、最初の一軒目は近場に致しました。
さあ出発です!

と、思いきや、早速やってしまいました。。。
先導初体験の私がサッサと出発してしまい、遅れを取った近畿メンバーを置いてけぼりに。。。
おまけに踏切で捕まるハメになってしまいました。。。。

申し訳ない。。。反省。。。(ネタになったので良しとしましょう・・・)


気を取り直して一軒目。
「太一」さん。


豆乳入りの麺が特徴。後のことを考え、「ぶっかけ小」。がっつくようにすぐ完食。

少し腹が落ち着いたところで本腰を入れていきましょう。
次は3店立て続け。

県道をしばらく走り細道に入って、「ここは何処?」というところにある「谷川製麺所」さん。
讃岐でも見つけるのが困難なうどん屋のひとつです。
案内板も無ければ看板も無し。店の名前も書いていない。事前に来たときにはツーリングのお兄ちゃんに、目の前にあるのに
場所を聞かれました。

唯一、青いお屋根が目印です。申し訳程度のイス・机はあるのですが、天気も良いので外で頂きます。
ここの出汁は、野菜がふんだんに入ったもの。底の方からかき混ぜて掛けます。

基本的に製麺所と言うのは、うどんを打って茹でた麺を玉売りするところなのですが、面倒なのでそこで食べる客が来るようになり
うどん屋として営業するようになったものです。もともと製麺所なのでトッピングなどは無し。注文も玉数を言うだけです。
好みで温め直すのも自分で。おつゆを掛けるのも自分でといった完全セルフが多いですね。
田舎のうどん屋はこういった製麺所からスタートしているところがほとんど。
映画「udon」で、山で遭難した二人がふもとに降りて民家の戸を開けるとうどん屋だったという、あの雰囲気ですね。


続いてすぐ近くにある、「大亀」さん。

私は「湯だめ」を所望。他県の方には馴染みがないかもしれませんが、讃岐ではポピュラーな食べ方。
出汁にこだわる店も多いので味わうには丁度良い。
そろそろペースダウンする方が出てくる頃?


そして、4軒目は「もり家」さん。
いつもお昼時には行列です。連休でもあるので結構並んでいます。胃を落ち着かせるには良いかと後に続く。

前に並んでいたお姉さん達をちらちら眺めながら、待つこと一時間。ようやく店内に入れました。
ここでは最近流行りの釜玉を所望。
うどん屋というのは回転が速いので、並んでいてもそう待たなくてもいいのですが、最近はいろいろなメニューが増えて
じっくり食べるお客さんが多くなったのか、待ちくたびれます。我々は長居するつもりがもともと無いので、ササッとすすって
席を譲ります。
ここで、katuさんがギブアップ第一号。美味しく食べれないと意味がないので、無理をする必要はありません。


この後は少し時間を取るために休憩場所として高山航空公園に。
この公園は、高松空港が拡張移転した際にできたところで、珍しく滑走路の延長上にあります。


離陸の際は真上を飛んで行くこともあります。
で、航空公園などと名前がついているのは、これだけではありませんで、


戦闘機にヘリコプター(kawasaki製です)、セスナが展示されております。
特にうに囲さんは戦闘機に食い付いておりまして、「セントレアに迎えに行く!」と中部のオネさんに写真付きで送ったようです。


さあて、本日の予定ではあと2軒あるのですが、噂通り余裕を見せるうに囲さんにたつぼ〜さんを除くと、どうも限界が近そうだ。
最後に行くところは決めてあるので、5軒目は無理な人はパスということで向かうことにする。


「はゆか」さん。コシのある麺が特徴的。個人的にはコシの強い麺を頂くとき、麺を味わいたいのでひやこい(冷たいの意)のでたのむ。
艶のある滑らかな麺は、逆に温いので流し込むのが好み。
ここでは、ryoさん、akiさん、katuさんのアルファベットトリオがパス。うに囲さん、たつぼ〜さん、ちんねんの仮名トリオが一杯頂く。
え?私、ひらがなだったっけ? ま、ネタですので気にしない気にしない。

さあ、そして本日最後の一軒に向かうのである。

初日のトリは、大根劇場です。何が大根劇場かと申しますと、

                                                大根です。

6軒目の「小縣家」さんは「元祖しょうゆうどん」をうたっております。これをスリスリいたしましてうどんに乗っけて、しょうゆを掛けます。
映画「udon」で、小泉孝太郎が彼女の前で、判ったように生醤油をヒタヒタになるまで注ぎ、辛いのに食べて失笑されていたお店です。
あんなに掛けたら辛くて食べられないのは当たり前ですが、しょうゆうどんの出始めは本当にあった話です。

もちろん、皆さん「しょうゆうどん」を注文。(あれ、katuさんは違ったっけ?)
うどんの量によって、小・大・特大とあるのですが、もちろんうに胃さんは特大だよね。と、思いきや大を注文。
まあ、今日これだけ食べてきて無理と言えば無理。でも、皆が小を頼む中で、大を選択し、おでんまで取ってきた。
やっぱり恐るべし、うに胃伝説。


手前が小、向こうが大。この角度ではわかりにくいですね。倍の量があります。特大はさらに倍、このどんぶりいっぱいと思って下さい。
もちろん、完食。さすがです。


さて、本日のスケジュールは終了。怒濤の夜の部は次のページで。


   <第2部へ>

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