<小松島探訪> 

 

掲示板にも書きましたが、港祭りの花火ついでに小松島市をぶらぶらといたしましょう。

徳島市のすぐ南にある、人口約4万人の港町。ですが、南海フェリーが寄港をやめ、今は定期船が

ありません。10万トン岸壁があり、時々大型客船が着岸し、まるで高層ビルが一夜でできた様です。

貨物船が着くので、運送会社が多く、紡績工場もありました。

最近では、某日本テレビ/所さんの笑ってこらえてで特集された、「男子新体操部の旅」の小松島

高校があります。野球部もぽつぽつと甲子園に出ています。

俳優の大杉漣さんのふるさとでもありまして、年に1度ほどトークショーなぞ開かれています。

 

さて、歴史的なものといえば、徳島に来てから気になっていたのですが、市を南北に通る国道55

号線を走っていると、「義経橋」というものがあります。そう、あの「源義経」です。その近くの旗山と

いうところには、馬に跨る義経像があり、国道からよく見えます。義経と四国といえば、讃岐屋島の

壇ノ浦の戦いが有名ですが、なぜ小松島に義経なのか?歴史にあまり興味の無かった私には

知らなかったのですが、神戸/一の谷の戦いで俗に言われる鵯越えの逆落しで、平氏を追いやった

義経は、四国に逃げた平氏を追って、ここ小松島に上陸したとのこと。その足跡を「義経ドリーム

ロード」として整備しているのであります。

      義経の足跡を追う標識  義経上陸の碑  四国十八番恩山寺のそばです

大河ドラマで義経ブームの今がチャンスと、PRに力も入っています。

 

        義経像  ウィリーしてます          義経像のある旗山入り口

こういった義経絡みのものが、約十ヶ所程ドリームロードに組み込まれています。

 

せっかくなので、十八番恩山寺へ。

小松島には札所が恩山寺、立江寺の2ヶ所あります。この日は平日の午後でもあり、閑散としてました。

   恩山寺参道入り口  駐車場は裏手へ回ります

 

小松島にはまだ港が活気にあふれていた頃、徳島から南に向かう国鉄の牟岐線から、小松島港に支線が

出ていました。2駅だけの小松島線は、最短の支線として有名でしたが、国鉄の合理化とともに廃線となり

ました。そのため、牟岐線には南小松島駅は残ってますが、小松島駅は支線だったため今はありません。

支線には広い操車場もあったのですが、その跡地を公園として残しています。その名もSL広場といい、

SLに客車、そして小松島駅舎を再現して市民の憩いの場として活用しています。線路跡は遊歩道として

朝夕にはウォーキングする人が行き交ってます。

  SL広場の駅舎  お祭り時には盆踊りやアマチュアコンサートも開かれます

 

遊歩道を照らす街灯は踏み切りの警告灯をデザインしたり、ベンチは枕木をモデルにしています。

この操車場跡地を含め、結構公園というものがあちこちにあります。土地はあるけどお金が無いので

有効活用できていないということでしょうか。

 

 

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