四国行脚 高知・愛媛巡り その1
四国と言っても広うございます。今でこそ高速道路も走り整備されたとは言っても、
隣町に行くには峠を越えなければならないこともザラでして、これが四県独自の
文化を創ったとも思われます。
私も四国に住んでいますが、まだまだ行ったことのない地域はいくらでもありまして、
灯台もと暗しとはよく言ったものです。子供の頃に行った場所など記憶も曖昧なので、
果たして行ったと言えるのかどうか。
四国以外から来られた方のほうがよく知っているのではないかと思うくらいです。
四国に帰ってきてからゆっくり四国巡りでもしようと目論んでいたものの、なかなか
機会に恵まれませんでしたが、こんな事ではいつになるかわからんということで、
急に思い立って出発することにいたしました。
目指すは西海岸沿いをグルッと回るという安易な設定で、高知と愛媛に一泊づつ。
距離を適当に計算して足摺と内子で泊まることにし、出発前日に予約するというドタバタ。
平日なので楽に探せたのが救い。
天気が心配でしたが、四国内なら何とかなるだろうと何の根拠も無いのに納得し、
これまた適当に荷物を纏めたのでした。
出発当日は快晴。初日は足摺岬まで行く予定なので、朝早くから準備。
GWも終わったので混雑はしないだろうと思われるが、知らない道を走るため余裕を
もって出発。ナビに頼ることになるんだろう。
香川からR32号を南下。県境の猪ノ鼻峠は久しぶり。
山の曲がりくねった峠道を走ります。
峠を越えると徳島県。高校野球で有名になった旧池田町(現三好市)。
更に吉野川に沿って南下します。
GWが終わったとはいえ、まだ県外ナンバーの車が多いですね。バイクも結構走っていました。
今回は高知西部が第一目的地なので、途中寄り道する予定は無かったのですが、R32を走って
いると大歩危・小歩危峡があります。道端のドライブインに休憩がてら入り、のぞき込みます。
今はラフティングなんかもやっているみたいです。
さて、予定では高知市内は混むのではないかと思い、大豊ICから須崎ICまで高知道を使う
ことにしました。高知市近辺にも行きたいところはあるのですが、今回は我慢。
高速では車も少なく快調に走る。
須崎で降りる(まだ須崎までしか開通していない)と、時間は十分ありそうなので
四万十川の源流から川に沿って四万十市まで走ろうと思い立つ。
地図を見ると、R197からR439を走れば川沿いに海まで行けるみたいだ。
ということで山に向かって走り出す。
R197を走って津野町へ。お昼時になったので道の駅で昼食。
風車の駅と言うだけに見上げる山上にには風車が。
ここから更に走ると、道沿いに「四万十川源流」の看板がちらほらと何カ所かにある。
寄ってみようかと思ったが、奥の方にありそうなので断念する。
四万十の源流であろう川沿いに、懐かしさを想いながらしばし併走する。
さて、R439の分岐点で曲がろうとするが、ここで迷う。案内標識はあるのだが、それらしき道が
判らない。地図を見て、ナビを見て、行くべき方向を確認するのだが、そこにあるのは細い
林道・・・・。
・・・ひょっとしてこれ・・・・!