〔何処まで行けるか走ってみようシリーズ ２〕
＜淡路島編＞
勝手にシリーズ化してしまった室戸岬に続く「何処まで行けるか」第２弾、今回は淡路島です。
べつにこのシリーズの定義はございません。ただ何となくあっちに行ってみようと思ったのを
後で理由付けしただけです。第３弾があるかどうかも判りません。
秋晴れの気持ちよさに誘われて、念願の四国脱出を試みることにしました。行き先は手近な
ところで淡路島。（脱出と言えるかどうか微妙ですが） とにかく四国を出ることに変わりは
ありません。
前回の室戸と同様、帰宅時間は決まってましたので、それまでに何処まで行って帰って来る
ことが出来るかがテーマです。
距離からすれば、高速使えば本州にも上陸は可能でしたが、それじゃあ面白くない。下道を
走って明石大橋まで行くのを目標にスタートしました。
快晴の中、先ずは鳴門を目指します。鳴門も見るところは結構ありますが帰りに余裕があれば
寄ってみることにして、鳴門北ＩＣへ向かって走ります。
|
|
|
| 鳴門駅は工事中 | やっぱり１番は渦潮かな |
鳴門北ＩＣの手前でちょっと休憩しようと、自販機のある空き地に寄ると、なにやら人だかりが。
胡散臭そうな若いお兄ちゃんが路肩に止まった車の前後で交通整理している。「事故でも
あったか？」と思ったのだが、どうも様子が変。
寄った空き地に止めてあったバスを見ると「多摩」ナンバー。ここでやっと映画かＴＶの撮影だと
気づきました。
バスから降りてきた運転手さんらしき人に尋ねると、ＴＶ朝日の土曜ワイド劇場らしい。
俳優さんは高島兄が来ているとか。女優さんらしき人もいたけど、顔が見えないので誰か
わかりませんでした。海岸沿いの道を車に乗って走るシーンらしく、車の前輪を浮かせて前の
トラックで引っ張り、トラックから撮影する段取りをしてました。田舎もんには珍しいから自分が
映るわけでもないのにドキドキ。でも時間がないのでしぶしぶ出発する。
 |
 |
| 鳴門は結構ロケがあるようです | あの車の中に高島兄が・・・ |
 |
| 大鳴門橋も見えて景色はいいよねえ |
鳴門北ＩＣから高速へ入ります。淡路へは大鳴門橋を渡らねばなりません。距離的には
２ｋｍぐらいでしょうか。近いですねえ。
ちょうど工事で車線規制と速度規制をしていたので、走りながら写真を数枚。
 |
 |
| 車に乗ってるときと違い大きく見えます | 淡路島はすぐです |
淡路に入ってすぐ高速を下り、とりあえず洲本市に向かいます。看板があるので方向はわかり
ますが、実は洲本って淡路のどの辺かはわかってないんですよね。車では走ったことはありま
すが、その時は目的地が違っていたので・・。ま、北へ向かえば間違いないと思い、太陽を背に
走ります。しかし、淡路島って南北にはかなり距離があるんですねえ。以前、通り抜けたときに
明石大橋や大鳴門橋はすぐ終わったのに、島の道を延々と走ったことを覚えています。
ようやく洲本市に到着。でもまだ淡路島の中央あたりであることを知る。
腹も減ったので昼食を取ることに。そういや、前に近畿の本マグロさんからお勧めのうどん屋
があったことを思い出しましたが、名前を覚えていても場所がわからない。市内を少しうろうろ
しましたが、時間がもったいないので目に付いたうどん屋さんへ。うどん自体はまあまあでした
が、ダシが私にはちょっと甘いかな。
店を出て駐車場で車に挟まれてたので、押してバックで出ようとしたら・・・・、アレレ。
何か解らないけどバランスを崩してエリミが傾いていくぅ・・。何とか戻そうとしたのですが
重さに負けてスローモーションのように倒れてしまいました。いわゆる立ちゴケ？
跨ってなかったので私はなんとも無かったのですが、エリミはエンジンを掛けていたのが止まった。
エンジンガードのおかげで車体に傷は全くなし。こういうこともあるさ、と気を取り直し起こして
エンジンを掛けたのですが、なんかカブッた音がしてアクセルを回しても回転が上がらない。
しばらく走っても直らないので路肩に止めて様子をみる。しばらくすると元に戻ったので一過性
のものかと安心してまた走り出す。
北へ向かってさらに走ると、何かしらきれいな建物が目前に現れる。かつて淡路花博が行われた
跡地が何か巨大な建物になっている。そろそろ明石大橋も近いので、見えるかもと寄ってみること
にする。
コンクリート打ちっぱなしの感じの建物が現れ、「淡路夢舞台」の看板が。駐車場の案内があった
ので進むと有料の文字。金は払いたくないけど逆走も出来ないので仕方なく入る。平日なので
ガラガラ。展望台があるらしいのでエレベーターで上へ。高級そうなホテルやレストランが並び、
なんか場違い。展望台に着くとさすがに見晴らしは良い。広大な敷地に花壇や噴水、国際会議場
などを併せ持つ、イベントセンターみたいなもんでしょうか。
 |
 |
| 南方向 | 北方向 明石大橋見えません |
明石大橋も見えず、長居しても仕方が無いのでそそくさと出ることに。
駐車場出口で駐車券を機械に入れても戻ってきてしまう。立ち往生していると係員が出てきて
券を見て、「短時間だからいいよ」と無料にしてくれました。 ラッキー！
さあ明石大橋はすぐそこです。たどり着いた証明に写真を撮ろうとしたのですが、いい場所が
ありません。結局橋の見える道端で無理やり撮っちゃいました。
 |
さあ、目的は達成したのであとは帰るだけです。時間の許す限り下道を走り、途中で高速に
乗ることにして引き返します。
高速には津名から乗って、快調に走ります。車も少ないし、２車線の高速道路は初めてだった
のですが、なんか広さを持余したような感覚です。余裕で帰れると思っていました。
鳴門北ＩＣで下り、そろそろガソリンがやばいなあと思ったのでＧＳまでリザーブにしようと
コックを捻ったとたん、今日のその時がやってきました。また、カブッたような音がしてエンジンが
止まるのです。あわててコックを元に戻しました。が、エンジンは掛かるのですがアクセルを
少し開けとかないと止まってしまうのです。ガソリンの匂いもすごく、これは困った。
走っている間はいいのですが、信号等で止まるとエンストしないようにアクセルから手を離せ
ません。自宅まで必死になって、何とかたどり着く事ができました。
翌日、業者に見てもらいましたが、エンジンを掛けてアクセルを開けるとタンクの下から
ガソリンが流れるように漏れている状態。よくまあ帰ってこれたと感心しました。
コケたのが原因でしょうけど、そんなに衝撃を与えたわけでもないのに参りました。
結局、バラしてみないとわからないということで、入院決定。 しばしのお別れです。
とんだ結果になりましたが、みなさんも気をつけましょう。